




コミックマーケット96(2019/8)新刊
『トーキング アバウト グラフィックデザイン ウィズ エディターズ』書籍版
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【!】こちらは書籍版です。
PDF版はこちらのアドレスからご注文をお願いします。
https://printgeek.stores.jp/items/5d38888c08382950f61df6bd
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——デザイナーの役割や求められる職能が変化し、多様化する時代。雑誌や書籍という出版メディアの中で、グラフィックデザインのシーンは、どのように取り上げられてきたのか。20世紀末DTP黎明期から現在まで、20年ほどにわたるグラフィックデザイン×出版について、デザイン系編集者6人の編集人生を通して振り返るインタビュー集。
#1 室賀清徳:前『アイデア』編集長
#2 津田淳子:『デザインのひきだし』編集長
#3 小林功二:『+DESIGNING』企画・編集
#4 宮後優子:元『デザインの現場』編集長、『Typography』創刊編集長
#5 本信光理:元『MdN』編集長
#6 村田純一:BNN新社 編集長
(本書「まえがき」より抜粋)
この本に登場するのは1990年代後半、あるいは2000年頃から、DTPやグラフィック、エディトリアル、印刷、プログラミングなどを扱ってきた編集者の方々です。
広い出版業界の中で、デザイン専門誌(書)に関わる編集者というのは、案外ニッチな存在です。かく言う私(紙ラボ)自身も、今となってはデザイン周辺域に関わる編集者の一人で、これまで何人もの編集者の仕事や考えに触れさせていただく機会がありました。改めて、そうした先人の方々がどのようなバックグラウンドを持ち、どんなことを考えながら編集に向き合っているのか、一度じっくり聞いてみたいと思ったのが、この本を作った動機の一つです。
そしてもう一つ、日本のグラフィックデザインを取り巻くメディアの状況がここ数年で大きく変わってきたように感じています。専門誌のニーズは減り、情報へのアクセスの仕方が変わり、デザイナーの活動領域自体も変化していく。編集に携わる人々も、それぞれに新たな場所を探し始めたり、再定義したりする時期に差し掛かっているように感じています。
「この先」のアプローチを考えるためにも、まずはDTP黎明期から2019年現在まで、ここ20年ほどの日本のグラフィックデザインが出版メディアの中でどのように取り上げられてきたのか、その時代に直面してきた編集者の話を通して振り返っておきたい。どんな流れを経てきて、私たちが今どこに立っているのかを、複数の視点から再確認してみる試みになればと考えています。
装画:九島 優[ISLAND9]
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〈書籍版:仕様〉
折り返し表紙+本文モノクロ288ページ
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